受け継がれるカトレックスの真骨頂

CATOREX

(上)
1824-1
懐中時計デビューや実用使いするならオススメのシンプルなオープンフェイス。銀メッキ。48㎜。手巻。非防水。
13万2000円
(下)
トラディション
8165-4
SS。シルバー文字盤。本革ベルト。
24万2000円

ジェントリーな
懐中時計に夢中になってみる

 カトレックスは、1858年にジョルジュ・イグナス・カッティンがスイスの時計産業の中心地のジュラ渓谷に開いた工房でスタートした。1858年といえば日本では江戸時代の安政5年。そんな昔の話だ。
 当時は懐中時計の時代。そして、時計そのものは実用品というより貴族のたしなみのようなものだった。庶民にはなかなか高価で手が届かない。本当は庶民が持ってこそ便利に使えるはずなのに……。カッティンはそんな時代に時計のハードルをグンと下げてみせた。スイス国有鉄道がカッティン家の懐中時計を正式採用したのは、その時代にしては価格がかなり手頃で、しかも性能が高かったからだ。
 創業からちょうど100周年目の1958年にブランド名は「カトレックス」になり、カッティン家の6代目頭首が今も時計作りの先頭に立っている。それだけではない。カトレックスの工房では、今も懐中時計を作っているのだ。

HERITAGE コレクション

ベゼルのボリュームをぎりぎりまで抑えた独特なフォルム。特にローマンインデックスによってアールデコっぽさが醸し出されたモデルは、まるでオープンフェイスの懐中時計をそのまま腕時計にした様なデザインだ。
■ケースサイズ/40㎜ 
■ムーブメント/自動巻 
■防水性能/50m

“Tradition” トラディション

トラディション
8165-6
SS。ブラウン文字盤。本革ベルト。
24万2000円
トラディション
8165-5
SS。ブルー文字盤。本革ベルト。
24万2000円

“C’ Tradition” シートラディション

シートラディション
8165-2
SS。ブラウン文字盤。本革ベルト。
20万7900円

懐中時計

風防が剥き出しの懐中時計はオープンフェイス。フタ付きはハンターケース。またフタをしたままでも文字盤が読めるデミハンターケースや、ケースの表も裏もフタになっているダブルハンターケースというのもある。ムーヴメントはクォーツや自動巻もあるが、手巻が腕時計の世界よりも元気。だからたまには自分で巻き上げた懐中時計をポケットに出かけてみるのはどうだろうか。

1634-1P
フタの表は鏡面のように磨きあげ、裏はペラルージュのハンターケース。シルバー925。49.5㎜。手巻。非防水。
13万5300円
1832-6
フタのないオープンフェイスに独特のシャドーをつけたアラビックインデックスがとても印象的。金メッキ。47㎜。手巻。非防水。
13万5300円
1067-9
表はヘアライン、裏はペラルージュ(ウロコ模様)仕上げのハンター(フタ付き)ケース。K18YG。40mm。手巻。非防水。
154万円
1642-2
フタをしたたまでも時刻がわかるデミハンターケースはナポレオンの発案だと言われている。シルバー925。49.5㎜。手巻。非防水。
20万9000円
1639-2 
両側にフタのあるダブルハンターケースでフタを開けると表も裏もスケルトン。シルバー925。48.3mm。手巻。非防水。
28万6000円

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